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Senior Physiotherapy


JUNTENDO University
順天堂大学

運動器再生医療講座
Regenerative Medicine for Locomotive Organ​

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Physiotherapy

PRP(多血小板血漿)療法

病態に応じたPRPの使い分け

順天堂大学医学部 スポーツ医学・再生医療講座では患者さまの身体の声をしっかりと聞いた上で、スポーツ外傷・障害から変形性膝関節症まで、様々な運動器障害の治療を、患者さんの病態に応じて提供します。PRPは再生医療法のもとで施行しますが、近年の研究結果から、再生よりも組織修復と抗炎症・除痛効果により患者さんの症状を改善すると考えられています。

処置室

ASC(脂肪由来幹細胞)治療

幹細胞により​組織の修復を目指す

ご自分の脂肪組織(下腹部の脂肪など)から間葉系幹細胞を培養し治療に用います。幹細胞は、骨・軟骨・筋肉・靭帯などの細胞に分化することが可能な多能性を有します。また、PRPとは異なる成長因子を出すことで組織修復や抗炎症効果を発揮すると考えられています。動物実験では膝関節の変形の進行を抑制することがわかっていますが、まだ人間でそのような効果は示されておりません。

ホーム: サービス一覧

研究成果 Publications

​運動器疾患に関する執筆紹介 

Kobayashi Y, Saita Y (Corresponding author) et al. Leukocyte concentration and composition in platelet-rich plasma (PRP) influences the growth factor and protease concentrations. J Orthop Sci. 2016 21(5):683-9.      

PRP中に含まれる白血球数と白血球分画によりPRP中の生理活性物質が異なることを明らかにした

Kobayashi Y, Saita Y et al. PRP accelerates murine patellar tendon healing through enhancement of angiogenesis and collagen synthesis. J Exp Orthop. 2020 7(1):49.
Nishio H, Saita Y (Corresponding author) et al. Platelet-rich plasma promotes recruitment of macrophages in the process of tendon healing. Regen Ther. 2020 May 15;14:262-270.

マウス腱損傷モデルに対してPRPによる腱修復促進作用を明らかにし、さらにPRP中の白血球数の違いにより組織修復時に導引されるマクロファージのサブタイプが異なることを示した

Araya N, Miyatake K, Saita Y et al. Intra-articular Injection of Pure Platelet-Rich Plasma Is the Most Effective Treatment for Joint Pain by Modulating Synovial Inflammation and Calcitonin Gene-Related Peptide Expression in a Rat Arthritis Model. Am J Sports Med. 2020 48(8):2004-2012.    

ラットの膝関節炎モデルに対して3種類の異なるPRPを投与し、PRPの種類によって効果が異なることを明らかにした

Uchino S, Saita Y (Corresponding author) et al. The immature platelet fraction affects the efficacy of platelet rich plasma therapy for knee osteoarthritis. Regen Ther. 2021 18:176-181.    

PRP中の血小板数ではなく、幼若血小板率が高い患者でPRPの効果が高いことを示した

Saita Y (Corresponding author), Kobayashi Y, Nishio H et al. Predictors of Effectiveness of Platelet-Rich Plasma Therapy for Knee Osteoarthritis: A Retrospective Cohort Study. J Clin Med. 2021 10(19):4514.    

変形性膝関節症患者におけるPRP療法の効果を規定する因子を明らかにした

Y Saita, K Hattori, A Hokari, T Ohyama, J Inoue, T Nishimura, S Nemoto, S Aoyagi Plasma myoglobin indicates muscle damage associated with acceleration/deceleration during football. The Journal of sports medicine and physical fitness 2023

​プロサッカー選手の筋ダメージを簡易的に測定するデバイスを用いて、ミオグロビンが筋ダメージを反映し試合中の加速減速と強く相関することを明らかにした

Y Okumura, T Inomata, K Fujimoto, K Fujio, J Zhu, Ai Yanagawa, H Shokirova, Y Saita, Y Kobayashi, M Nagao, H Nishio, J Sung, A Midorikawa-Inomata, A Eguchi, K Nagino, Y Akasaki, K Hirosawa, T Huang, M Kuwahara, A Biological effects of stored platelet-rich plasma eye-drops in corneal wound healing. Murakami The British journal of ophthalmology 2022

​保存したPRPが活性を保持すること、および角膜損傷の治癒を促進する可能性を明らかにした

Momoi Y, Saita Y, Nagao M, Kobayashi Y, Nakajima R, Uchino S, Wakayama T, Nishio H, Fukusato S, Wakana S, Tomura J, Kobayashi K, Yoshida K, Kaneko H, Kubota M, Ishijima M. Study protocol for a randomised placebo controlled trial of platelet-rich plasma injection to prevent post-traumatic knee osteoarthritis after anterior cruciate ligament reconstruction. BMJ Open. 2022 12(11):e061484.

​膝前十字靭帯損傷に対する靭帯再建手術後にPRP療法が効果を示すかどうかを明らかにするためのランダム化比較試験のプロトコール論文

Wakayama T, Saita Y, Nagao M, Uchino S, Yoshihara SI, Tsuji K, Koga H, Kobayashi Y, Nishio H, Momoi Y, Ikeda H, Kaneko K, Ishijima M. Intra-Articular Injections of the Adipose-Derived Mesenchymal Stem Cells Suppress Progression of a Mouse Traumatic Knee Osteoarthritis Model. Cartilage. 2022 13(4):148-156.

​脂肪由来培養間葉系幹細胞の関節内投与がマウス膝外傷後変形性関節症モデルの進行を抑制することを示した

Saita Y. Risk/caution of vitamin D insufficiency for quarantined athletes returning to play after COVID-19. BMJ Open Sport Exerc Med. 2020 Oct 19;6(1):e000882. doi: 10.1136/bmjsem-2020-000882. 

​プロサッカー選手において屋外での活動時間が低くなるとビタミンDが低下することを明らかにした

Miyamori T, Nagao M, Sawa R, Tumilty S, Yoshimura M, Saita Y, Ikeda H, Kaneko K.Playing football on artificial turf as a risk factor for fifth metatarsal stress fracture: a retrospective cohort study. BMJ Open. 9:e022864. 2019 

サッカー選手において人工芝でのプレー時間が長くなればなるほど第5中足骨疲労骨折(Jones骨折)の発生リスクがたかくなることを示した

Saita Y, Schoenhuber H, Thiébat G, Ravasio G, Pozzoni R, Panzeri A, Galli M, Nagao M, Takazawa Y, Ikeda H, Kaneko K. Knee hyperextension and a small lateral condyle are associated with greater quantified antero-lateral rotatory instability in the patients with a complete anterior cruciate ligament (ACL) rupture. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 27(3):868-874. 2019 

前十字靭帯損傷患者において、膝の過伸展が回旋不安定性を増価させる素因であることを明らかにした

Saita Y, Nagao M, Kawasaki T, Kobayashi Y, Kobayashi K, Nakajima H, Takazawa Y, Kaneko K, Ikeda H. Range limitation in hip internal rotation and fifth metatarsal stress fractures (Jones fracture) in professional football players. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2018 26(7):1943-1949.

​股関節の内旋制限が第5中足骨疲労骨折(Jones骨折)の発生リスクであることを明らかにした

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齋田良知

特任教授

日本整形外科学会専門医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター

皆さんが自分の関節で一生歩いて行けるサポートが出来れば幸せです

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​​小林洋平

非常勤助教(整形外科)

日本整形外科学会専門医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター

​常に患者さんの目線にたち、かつ最新の医療にも目を向けながら新規治療の開発と患者さん運動能の評価をしていきたいと思います

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西尾啓史

助教(スポーツ健康科学部)

患者さまとの確かな信頼関係を築くことが、治療効果にも繋がるという強い想いのもと、お一人おひとりとしっかりと向き合った治療を行います。

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桃井康雅

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中嶋亮介

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秋吉直樹

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​宮森隆行

非常勤講師(スポーツ健康科学部)

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